新車の見積書を見て「何をチェックすればいいのか分からない」と迷った経験はありませんか?
とくに残クレや楽まるを利用する場合、見積書はやや複雑で、支払総額や金利の見落としが起こりがちです。
本記事では、ホンダ正規ディーラー営業・ファイナンシャルプランナーが見積書の読み方を丁寧に解説します。
見積書にはどんな情報が載っている?
見積書は「車の価格だけ」ではなく、諸費用・装備・税金・ローン情報まで記載された大切な資料です。
下記の表に、主な項目とその意味をまとめました。
項目 | 意味 |
---|---|
車両本体価格 | ベースとなる車の価格 |
付属品(オプション) | ナビ・ETCなど追加装備 |
税金・保険料 | 自動車税・重量税・自賠責など |
販売諸費用 | 登録手数料・納車費用など |
下取り車価格 | 現在の車の査定額 |
値引き額 | キャンペーンなどによる調整 |
支払総額 | 契約時に必要な最終的な合計金額 |
頭金 | 契約時に支払う現金 |
ローン元金 | 借入額=支払総額−頭金−下取り |
月々の支払い | ローンの毎月支払い額 |
残価(残クレ) | 将来据え置かれる金額 |
支払総額=車の価格ではない
見積書でまず注目すべきは「支払総額」です。
200万円の車両本体価格でも、税金・手数料・保険などで実際の支払額は大きく変わります。
残クレ・楽まるで注意すべき点
残クレや楽まるは月額を抑えやすい反面、残価にも金利がかかります。
そのため、「安く見えるけど総支払額は高い」というケースも。
また、契約満了時には返却・買い取り・乗り換えの選択肢が必要となる点も要確認です。
👉 楽まるの注意点はこちら
👉 残クレのデメリットまとめ
👉 残クレ満了時の選択肢について
見積書でチェックすべき4つのポイント
- 支払総額:税金・手数料込みの最終金額
- 残価の金額:高すぎると返却時に精算リスクあり
- 金利:4.9%が標準。キャンペーンで変動あり
- 下取り額・値引き額:交渉で支払額に大きく影響
まとめ|見積書を正しく読めば損しない!
新車の見積書は、契約前に最も重要な確認ポイントです。
残クレや楽まるを利用する場合は、支払総額・残価・金利をしっかり確認し、自分に合った支払いプランを選ぶことが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q. 見積書の「支払総額」には何が含まれますか?
A. 車両本体に加え、税金・登録費用・手数料・保険料などすべてが含まれます。
Q. 残クレを選ぶと支払総額は安くなりますか?
A. 月額は抑えられますが、残価にも金利がかかるため総支払額は高くなりがちです。
Q. 見積書で特に注目すべき項目は?
A. 「支払総額」「残価」「金利」「値引き額」が比較のポイントです。
Q. 残価の金額は自由に設定できますか?
A. 基本的にディーラー・メーカーで設定されており、交渉での変更はできません。